オミクロン株拡大防止へ「旧正月連休の帰省自粛を」 韓国首相
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2022.01.28 10:08
【ソウル聯合ニュース】韓国の金富謙(キム・ブギョム)首相は28日、新型コロナウイルスへの対応を話し合う中央災難(災害)安全対策本部の会議で、「29日から始まる5日間の旧正月(今年は2月1日)連休が変異株オミクロン株の流行規模を決める」と述べた上で、感染拡大防止のため「帰省などの移動をできる限り自粛してほしい」と国民に呼びかけた。全国の公務員らが帰省自粛で率先垂範してほしいとも求めた。
金氏はまた、「先週に比べて新規感染者数が2倍以上に急増したが、多くの国民は慌てたり怖がったりせず防疫規則をきちんと守って淡々と日常生活を続けている」と指摘。これは、オミクロン株が感染力は高いものの重症化する可能性は低いという認識のためでもあるが、同株に備えた戦略を前もって整え、国民皆がきちんと準備していたためだと自評した。
その上で、オミクロン株の流行をできる限り抑え、社会・経済的な被害を最小限にすることが政府の目標だとし、「そうしてこそ重症者と死亡者を減らし、医療への過負荷を抑え、社会の必須機能を安定的に維持していける」と強調した。
tnak51@yna.co.kr
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