韓国の新規コロナ感染者５万人に迫る　重症者も増加の兆し

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は９日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から４万９５６７人増え、累計１１３万１２４８人になったと発表した。１日当たりの新規感染者は前日（３万６７１９人）に比べ１万３０００人近く増え、過去最多を更新した。

　感染力の強い変異株「オミクロン株」が感染の主流となっており、新規感染者数はこの先も大きく増えると見込まれる。

　この日の新規感染者数は１週間前の２日（２万２６８人）の２．４倍、２週間前の１月２６日（１万３００８人）の３．８倍に上った。防疫当局は、今月末にも国内の１日当たりの新規感染者数が１３万人から１７万人程度になる可能性もあるとみている。

　新たに確認された市中感染者は４万９４０２人で、地域別には首都圏の京畿道が１万３６４１人、ソウル市が１万１６３０人、仁川市が３９１２人だった。首都圏以外の地域は計２万２１９人。

　重篤・重症患者も増加の兆しを見せており、９日午前０時現在は２８５人と前日から１７人増えた。当局は、３月以降にワクチンの３回目接種の効果が低下し始める高齢者を中心に感染が広がる場合、重症患者の増加につながる恐れもあると警戒している。

　死者は２１人増え、計６９４３人となった。

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